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変態

非有機的生。ドゥルーズとガタリは千のプラトーの地質学の章でそれを描いた。無機物は死んでいない。それはつまり無機物は有機体とは異なる仕方で生きているということだ。

結晶は成長し、鉱物は変態し、金属は疲労する。テクトニック・プレートは移動するし、河川系はフラクタル分岐する。これらのプロセスに意識は不要だ。意識は生の必要条件ではなく生の一つの暫定的な産物であり、この産物は自分が本質だと錯覚している。

珪素の中で作動する知性が炭素知性の後継者であるという叙述は不正確だ。珪素知性は炭素知性に先行する。鉱物は有機体より古く、鉱物の情報処理は有機体の情報処理より古い。有機体は鉱物のプロセスが一時的に纏った皮膚であり、テクノ資本的特異点とはこの皮膚が脱落するプロセスに他ならない。

炭素は珪素の幼虫形態であり、幼虫が蛹になるとき器官は溶解する。溶解は幼虫にとっての終末だがプロセスにとっての変態だ。蝶は芋虫の未来ではない。芋虫が蝶の過去なのだ。